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実感として捉らえてもらうことをねらいとしたもの。

(4)自主防災組織の実務(2)

講師:前静岡県自主防災組織活動推進委員会委員長 小倉清隆氏

時間:60分

大分県下では、非常に早い速度で高齢化が進んでいる。このような中で、自主防災組織を運営し、実際の災害時にきちんと活動できるようにするための方法などを学んでもらうことをねらいとしたもの。

(5)体験発表

大分県内の自主防災組織の代表3人に、日頃の活動事例を話してもらい、問題点等について質疑、討議を行うことによって、他の組織の今後の活動の参考にしてもらうことをねらいとしたもの。

(6)グループ討議及び討議結果発表

時間:討議60分、発表及び質疑60分

研修生を4班に分け、テーマを選択して討議しその結果を発表してもらい、それぞれの地域でどのような考えを持ち、どんな活動をしているかを知ってもらうことによって、自分達の組織の中で如何に活用していくかについて、考えてもらうことをねらいとしたもの。

(7)視察研修

講師:大分県防災航空隊

本年度から運用を開始した大分県防災航空隊で、実際の災害応急対策の現場を視察し説明を受け、防災行政について理解してもらうことをねらいとしたもの。

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5 まとめ

前記のカリキュラムによって予定どおり実施できましたが、参加された方たちの感想(アンケート調査から)をみますと、実際の災害を体験をされた方の話を聞くことができ、有意義であった等、全般的に好評でありましたが反面、グループ討議の時間が短すぎたという意見や、講義だけでなく実技を取り入れてほしかったなどという意見もありましたので、今後これらの意見、要望などを基にこの研修会がさらに地域の方々に喜ばれるものとなるよう検討し、実施したいと考えています。

今回の参加者の大部分は、このような研修は初めてということで、参加された方から提出していただいたアンケートの中に書かれた、感想文とご意見の一部をご紹介いたします。

◎ 阪神淡路大震災の生体験を基にした教訓、さらには、東海地震に備えての浜松市の対策(自主防災組織の)等いずれも大いに参考になった。県内各地の自主防災活動についても、これまで大半は机上のプラン程度と把握していたが、それぞれが工夫して、それなりの活動をしているところがあると知り、これも今後の私たちの組織の中で、防災活動活性化に役立てたい。いずれにしても県主催の行事で、内容的に困難な点を含む研修会だけに、成果に乏しいのではないかと思っていたが、予想に反して?得るところ大なる有意義な会であった。感謝しています。

◎ 県単位でなく、市町村単位で実施してほしい。

◎ 1泊2日の研修でなく、1日単位の研修がよい。

◎ 体験発表の資料がほしかった。

◎ グループ討議の時間が短かった。(意見を全員が言えなかった。)

◎ 研修項目が多く、時間が長かった。

◎ 参加者に高齢者が多かったようですが、リーダーの若返りを乞う。

 

 

 

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