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1997 Vol.8 さわやか活動報告 「さぁ、言おう」4月号付録

ニュース&にゅーす 特別版

 

財団事務局

 

わが「さわやか福祉財団」は、平成7年3月に発足してから、この4月でいよいよ3年目に入りました。

この間、事務所の職員は、専従、パート、出向、ボランティアの方々など、合わせて総勢34名と、発足時の18名から大幅に増え、事務所も五反田から芝公園という交通便利で環境抜群の所に、しかも十分の広さを持つところに移り、体制が整った今こそ財団の真価が問われております。

こんな思いを込めて平成9年度の事業計画を策定しました。

 

−財団事務局から−

新年度に新風!!

事業部門の活動のご紹介

 

新・ふれあい社会づくりグループ

「温かなふれあい社会」・・・・・・財団の基本理念であるそんな社会の創造を目指すこの事業は、今年度から本格的に取り組むことになった「さわやか福祉財団の目玉事業」です。

「ふれあい社会」の創造は、これまで力を入れてきた在宅福祉サ−ビスだけでなく、給食サービス、移送サービス、託老サービスなど、いろいろなサービスがネットワークを組むことにより初めて可能になるもので、それだけに多くの方々のボランティア参加も不可欠です。その実現を目指し、今年度は、まず実態調査とモデル事業に取り組む予定です。

 

新・広報・企画グループ

これまでの情報出版グループは広報・企画グループ改め、従来の啓発普及事業も吸収。『さぁ、言おう』の発行はもとより、社会福祉活動推進に関わる出版・広報・啓発活動、ボランティア活動の情報収集などを行っていきます。

手はじめに、職員の名刺も横型から縦型に、財団のロゴマークをより強調したものに一新しました。

限られた予算内でいかに有効な広報事業を行うか、ぜひ、みなさまのユニークなお知恵もお待ちしています。

 

組織づくり支援グループ

全国の在宅福祉団体は846、このうち「さわやか研修会」参加者の作った団体が110余りと、着々と成果を挙げています。更に団体新設を目指す新規参加者の堀り起こしを行おうと、従来の研修会に加えて、今年度から新たに県単位での研修会を計画しています。

 

社会参加システム推進グループ

昨年、今年と2回にわたるシンポジウムはお蔭様で意欲的でユニーク、そして確実に充実度を増しているとの評価をいただきました。これも基礎となる日頃の企業、組合、学校、団体、自治体などへの地道な働きかけや情報収集が実を結んだものと思います。

新年度は、これまでの活動を継続・強化するとともに、シンポジウムも継続して開催予定。事業を進めるにあたっては、今年から制度化されることになった国家公務員に対するボランティア休暇制度が有効に活用されるように、さらにはこの制度が地方公務員、民間企業にも広がるように働きかけること、また、学校には、ようやく取り入れられ始めた社会貢献教育がより広がるように働きかけることに力点を置きたいと考えています。

 

新・コンピュータシステム開発グループ

在宅福祉サービス団体向けのシステム開発と運用テストを進めてきましたが、今年度から独立したグループとしてさらに積極的に事業を展開していきます。平成8年度末で、より機能が充実していて、使いやすいシステムの開発がほぼ終わりました。6月末頃までに最終的なテストを終え、7月頃から草の根団体に対して、本格的なハードとソフトの提供を始めます。本年度は20〜30団体への提供を予定します。

各グループ、このようにたくさんの計画を抱えていますが、絵に書いた餅にならないよう、できるだけ具体的成果となって現れることを心掛け、本年度事業に取り組みたいと考えています。

(事務局長代行 神谷 武秀)

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