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団体をつくりませんか?

―2泊3日リーダー研修会を開催― 10月3〜5日

組織づくり支援グループ

 

東京・芝マイプラザにおいて、日本自転車振興会補助事業による今年度第1回目のリーダー研修会が開催され、受講生37名、講師スタッフを含めて、総勢70名の参加となりました。

初日の前半には、田中尚輝さんより「公的介護保険と市民互助型団体の関わり方について」の講演があり、後半は、堀田力理事長も加わり「これからの市民互助型団体とネットワーク」についてディスカッションを行いました。

公的介護保険の導入を踏まえて、市民団体がどのような対応をしていくのかという非常に興味のある質疑応答の場面では、「さわやか福祉の会 流山ユー・アイ ネット」代表・米山孝平さんは、「当会は市民参加で続けていくが、介護保険、NPO法案を視野に入れ、活動を続けていく。介護保険に関しては、行政から協力依頼があれば協力は惜しまない」と発言。一方「さわやか愛知」代表・川上里美さんは、「私たちは今の形(市民参加)で続けていきたい。しかし団体運営が苦しい現状を考えると、会の存続のためにも介護支援事業者としての道を選択しなければならないかと思う。適用団体として対応できる準備も必要かと進めている」と、それぞれに取り組み方を披露してくださいました。

2日目は、3つの分科会に分かれて7時間に及ぶ学習会が実施されました。今回はどの分科会も少人数で、講師と密接に質疑応答が可能となり、参加者から非常に喜ばれました。また、インストラクターから「せっかくやる気のある方々が参加されたのだから、その後も何らかの形でフォローしていきたい」という、たのもしい声が上がりました。

最終日は、社会参加システム推進グループの和久井リーダーをコーディネーター役に、「企業と市民のたすけあいを探る」と題したパネルディスカッションを実施。勤労者ボランティアセンターの宇都木法男さんは「地元の企業、特に労働組合に話を持ちかけ、相談してほしい。企業市民としての関わりが大切」と力強くピーアールされ、「地域福祉サービスかがやき」代表の中村喜佐子さんは、「困っているときは、地元の企業や団体に相談をする。誠意が伝わればその力はものすごい」と、企業との取り組みを報告されました。次回は来年2月に東京で開催の予定です。  (木原)

 

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