静岡県 女性
更年期を「涸渇するとき」と、歌に詠んだ人がいました。うまい表現だと思います。今は、男性も、更年期があるといいます。私はそうだろうと思います。樹木が枯れていく時、ひび割れる痛み、不快感があると思うので、人間も同じではないでしょうか。
「この時期に離婚をするのは、この不快感のうっとうしさが見えない理由かもしれない」といっていた女医さんがいました。この時を乗り越え六〇歳ぐらいになると枯れきったよさが出てくるのではないか、なんて考えています。「私などは、耳鳴りの不快感で一年中更年期だ」と冗談をいっています。九月号にあった、歌人川田順の恋人だった方のお嬢さんが、ある日、銀座で待ち合わせをしてお母さんと買い物に行ったとき、「母の手の無数のアカ切れを見て、女中さん任せだった人が、これほどに愛してしまったのか」と、母を許す気持ちになったと、後にいっていたそうです。
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