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企業ボランティア

 

「広げようボランティアの輪!」

曙ブレーキ工業労働組合

書記長 野村 富男

 

私たちの労働組合は、単一化された昭和四八年度の第一期運動方針の一つとして「福祉社会の実現」を揚げ、上部団体(自動車総連)を通じて、福祉カンパ活動に取り組んできました。当時の活動は、まだまだ「ボランティア活動」といえるようなものではありませんでした。

昭和五二年十一月の青年婦人部総会で『広げようボランティアの輪!』を確認し、地域・社会に貢献する活動をメインとする新たな青年婦人部活動がスタートしました。私たちの会社は以前から「勤労学生制度」を採用し、保育専門学校に通う二〇歳前後の女子が製造現場で活躍しています。このような背景もあって、青年婦人部を中心とするボランティア活動が根付いたともいえます。

昭和五四年の第八回定期大会では、労働運動の幅を拡大する契機として『受ける立場からわかち合う立場へ』をモットーに『対外福祉活動に関する特別会計』を設置し、ボランティアを私たちの労働運動の大きな柱として位置付けることにしました。

 

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(写真上) 春日園文化祭手伝い

(写真下) 春日園買い物介助

 

 

 

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