本音トーク
シルバー探検隊
ボランティアにどこまで保険を求めたい?
｢日本海の重油流出事故にボランティアで参加されていた方が亡くなられたというニュースは本当にお気の毒でした。また、ボランティアの保険をかけていたがそれももらえないらしいとのこと。そういう保険があったのかとはじめて知るとともに、事情がよくわからないながら、重ねてお気の毒に思いました。高齢者の方のために、何かお役に立てればと思いながら、今日まで実際の活動はやったことはありません。そうした保険のこともお教えいただければと思います｣
これは滋賀県のKさんからのお手紙。実は私M子も、先日、新聞を読んでいて、ふと『ボランティア保険』という言葉に目が止まった。私もこの世界の仕事をはじめるまで、恥ずかしながらボランティア活動にも保険がかけられるなんてこと、知りませんでした。今だって、何を知ってるのかと尋ねられれば、ウームと腕組みする状態。そんなことを編集長に話すと、チラッと私を一瞥したものの、｢ボランティアの保険って、ふつうの保険みたいにあまり宣伝してないから、知っている人は当たり前のように知ってるけど、知らない人はその存在すら知らないのよね。重油流出事故の手伝い作業中に亡くなられたボランティアの方の保険金がいろいろと論議されているのも、結構複雑な背景があるからなのよ｣とペンを片手に、何やら考えはじめた様子。ムム、これは来るゾ、と思った瞬間、｢まあ、ちょうどいい機会だから、ボランティア保険について調べてみて。でも、最初は財団の参考資料とか何も読まないこと。自分の足で、一個人として調査すること。そのほうが勉強になるわよね｣との｢鬼｣の笑顔で指令。ハ〜イ、早速、勉強してみま〜す。
