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Hughes社契約の目標段階

FAAとHughes社によればWAAS契約はあらゆる目標段階を満足しつつあると報告しています。

GAOはこの報告に同意はするが、その目標段階が多少変更されている旨指摘しています。その目標段階の変更は大きなものではないが、内容はコントラクターであるHughes社に好意的なものとなっています。FAAがその基本線を変更し、その契約を外観上よくすることを選ぶとそれが誤解に導くように思えます。

 

予算の仕掛け:

FAAは最近GEO衛星の費用をFAA予算の他の科目に移しかえることによりWAASプログラム費用“減額”を提案しました。

この予算の仕掛けはWAASプログラム現在の費用を減少させ今後増大する可能性のある分野を取り除こうとするものでしょう。

全体のプログラム費用があらゆる文書で明確に示されない限り、これは誤りに導くものです。

 

既存の地上施設システムの撤去

 

WAASの利点を十分に実現するためにFAAはその地上施設航行援助を撤去しなければなりません。FAAが既設の航行援助施設を維持するには、年間1億6千5百万ドルを必要とする。FAAはWAASが2001年までに全面運用になることを推定して、2010年までには既存システムの撤去を計画しております。

利用者の強い反対(主として一般航空の利用者)のため、FAAは既存システムを全面的に撤去しないだろうとの噂があります。一部又は全部の既存システムをバックアップシステムとして残すべきだとの意見もあります。いずれの場合においても、既存の航行援助の一部又は全ての維持費をWAASの全体費用に間違いなく含めるべきでしょう。

 

WAASに関する利用者の意見

 

航空輸送協会(ATA)は主として大型の輸送機を代表しますが、今回の聴聞会で証言する予定です。ATAの懸念はWAASプログラムは、WAAS自体が提供する利益以上に費用がかかることです。ATAはWAASの利点の大半は第?期で達成されると信じています。FAAは第?期ではATAが推奨しているような利益を提供する必要な豊富な性能は達成しないであろうと反論しています。航空機所有者・パイロット協会(AOPA)も証言します。AOPAはWAASシステムを全面的に支援するがFAAがいくつからプログラム事項につき述べる必要があると確信しています。AOPAを懸念させる事項の一つはWAAS実施に必要なGEO衛星であります。更に、AOPAは、WAASユーザーは

 

 

 

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