(海上保安庁)
27) 浮遊物例えば流木などに対する保護などはどうか。
・ 船舶衝突を除けば、それほど問題はない。
・ 材木、ビニールシート等が空気室の中にたまることの方が問題となる。
28) 小湊港灯標等実際に実施された結果は委員会に生かされるのか。
・ 充電量、放電量のデータを収集しているので、資料として提出できると思う。
(海上保安庁)
29) 小湊港灯標の形状は、今回議論している空気室の形状と似ているか。
・ 小湊港灯標はケーソン式のように船着き場の下をくり抜いて空気室を作ってある。パイプを横付けしているわけではない。
第2回 議事概要
1. | 日 時 | : | 平成8年10月3日(木) |
2. | 議 題 | : | 空気室の設計及びシステム概略設計 |
3. | 配付資料 | : | 資料8-2-1 第1回調査研究委員会議事概要(案) |
| | | 資料8-2-2 平成8年度調査研究委員会名簿 |
| | | 資料8-2-3 システム設計の資料 |
| | | 資料8-2-4 全国波浪観測地点高波一覧表 |
| | | 資料8-2-5 小湊港灯標の充電状況について |
4. 議事概要 :
(1) 配布資料の確認を行った。
(2) 委員の異動の紹介を行った。
(3) 資料8-2-1「平成8年度第1回防波堤灯台等へ利用する小型波力発電システムの調査研究委員会議事概要(案)」について確認が行われ、了承された。
(4) 資料8-2-3「システム設計の資料」1. 空気室の形状・材質、2. 考え方のフローについて近藤専門委員が説明を行い、以下の質疑が交わされた。
? SUS316はどういった材料か。
・ 当社のラジオブイで使用している。クロムが18%、ニッケルが8% 、18-8 ステンレスにモリブデンを追加し、耐食性を高めた材料である。
? それにフッ素樹脂加工をするのか。
・ フッ素樹脂は耐候性の高い塗装材である。ステンレスに焼付塗装をすることにより、さらに耐候性を高める。
? ステンレスは塗装すると電蝕する。もしフッ素樹脂のコーティングをするならば、波の飛沫帯以外の所もした方がいい。
・ 腐食対策はもう少し注意した方がいい。
? 資料では、堤防の法線に平行な方向に作用する力は進行波を仮定している。強度計算する場合、圧力的な力(合田式)とモリソン的な力の両方でチェックした方がいい。