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(2) 平成8年度委員会議事概要

 

第1回 議事概要

 

1. 日 時 : 平成8年6月13日(木)
2. 議 題 : 平成8年度事業計画について
空気室の設計と安全装置について
3. 配付資料 : 資料8-1-1 平成7年度第4回調査研究委員会議事概要(案)
資料8-1-2 平成8年度調査研究委員会名簿
資料8-1-3 平成8年度事業計画
資料8-1-4 空気室の設計と安全装置について
別冊 「平成7年度 防波堤灯台等へ利用する小型波力発電システム調査研究 中間報告書」

4. 議事概要:

(1) 配付資料の確認を行った。

(2) 平成7年度委員会からの委員の異動の紹介があり、新委員から挨拶があった。

(3) 資料8-1-1「平成7年度第4回防波堤灯台等へ利用する小型波力発電システムの調査研究委員会議事概要(案)」について確認が行われ、了承された。

(4) 資料8-1-3「平成8年度事業計画」について事務局から説明が行われた。

(5) 資料8-1-4「空気室の設計と安全装置について」の説明が近藤専門委員から行われ、以下の質疑が交わされた。

1) 安全装置の実績はあるか。

・ 小湊港灯標でラプチャーバルブを使用している。

2) 空気室等の設置概念図において、安全装置はどこに設置されるのか。

・ 空気室からパイプが上に出て堤防上へ延びており、パイプが水平になった所に 発電装置が2台設置されている。その手前に圧抜き弁としてラプチャーバルブがあり、パイプの終わりに海水排水弁がある。

3) 海水排水弁は空気圧で作動しないのか。

・ ラプチャーバルブの設定圧より高く設定している。

4) 設定圧が高すぎて海水排水弁が作動しない可能性もあるが。

・ フロート式海水排水弁の方が確実に動作すると思われる。

5) フロート式海水排水弁の動作について説明して欲しい。

・ 海水が侵入するとフロートが上昇し、カムによりワイヤーが引っ張られ、弁が 開く機構になっている。

6) 衝撃圧が加わった場合、バイパス弁があってもタービン側が高圧になる可能性があるため、タービン側を空気や海水から遮断する構造にする必要があると思われる。空気流調整弁や緊急遮断弁類似の構造の弁が取り付けた方が良いと思われる。

・ 防波堤灯台に使用する蓄電池の容量の関係から油圧・モーター類は使用できないと思われるが、空気流を遮断する構造は考えていきたい。

7) 海水排水弁等可動部は出来るだけ避けた方がよい。仮に発電機を防波堤の天端に

 

 

 

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