?-2-2-2 まとめ
(1) MDPC法の確立
本年度の試験結果より、両親媒性溶剤が含有していない試作品においても、両親媒性溶剤が含有している試作品と同程度の乳化率を得る結果となった。MDPC法が暫定試験法であることから、今後、振とう時間、振幅等見直すことが必要である。
来年度は、米国等の調査も予定していることからさらに試験方法等資料収集を行い、試験法についても継続して調査研究を実施するものとし、また、試作した油処理剤についても、外国の試験法等で比較試験を行い、航空機散布用油処理剤を完成させるとともに、引き続き試験方法を確立することとする。
(2) 航空機散布用油処理剤の実用化について
本年度の試験結果より、航空機散布用油処理剤として有望な試作品を得ることができたが、両親媒性溶剤の含有量と乳化率の関係までは得られることができなかった。今後は、両親媒性溶剤の含有量と乳化率の関係を明らかにするべく、次年度以降継続して調査し、実用化を図ることとする。