す。これでいったん下痢の量は多くなるかもしれませんが，それでも吐き気や嘔吐がなければ，水分は摂取し続けたほうがよいのです。とにかく水分と電解質を補うということが腸炎の治療で最も大切なことです。ただ牛乳など脂っぽいものは控えたほうがよく，甘味の強いものも急性期は控えたほうがよいようです。下痢用のお粥もあるようなので参考になるかと思います。

第二に大切なことは，手洗いの励行です。このようなことを，患者さんや家族によく指導していただきたいと思います。

前ページ　　　目次へ　　　次ページ