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ライフサイエンスシリーズ「緩和ケアにおける症状観察とコントロール」

 事業名 保険医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


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こりませんから,先生にとっては思い切った量(私にとっては普通の量)だと思って10mg投与してみてください」と答えました。うまくいったとの報告を受けました。こういう誤解が癌疼痛治療の成績を下げているのです。

第4は,投与時刻を決めることです。痛みが消える量が決まったら,その量を服用する時刻を処方箋に書くことです。その時刻は,薬の効果が切れて痛みがまた現れてくる時刻の1時間前とします。

モルヒネの経口投与で安全な量は,5時間効いている量です。つまり,モルヒネを4時間ごとに患者さんに飲んでもらって痛みが消えている量です。ただしMSコンチン(徐放錠)は別です。MSコンチンは12時間ごとに投与するように作られた徐放錠ですから,12時間ごとの投与とします。

モルヒネには,いくつもの製剤がありますが(表7),経口投与が4時間ごとでは手間がかかるというので作られたのがMSコンチン錠です。4時間ごとにのむ分の3回分をいっぺんにのんでも,腸の中ですぐには溶けず10時間以上かけて徐々にモルヒネを放出していくのがMSコンチン錠の特徴ですから,12時間ごとにのませるのが原則です。

しかし,1割くらいの患者さんではMSコンチン錠を8時間ごとに飲

 

 

 

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