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ライフサイエンスシリーズ「緩和ケアにおける症状観察とコントロール」

 事業名 保険医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


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記入する痛みのほうが強いということが多いようです。患者さんは強さをオーバーに訴えるということはありません。縦の10cmの線を用いることもあります。

また,フェイススケールを用いることもあります(図4)。笑顔から泣き顔に至るいくつかの顔を並べておいて,痛みの強さに相応する顔を患者さんに選んでもらう方法です。このような顔を4〜6個並べておく簡単なフェイススケールがよく使われています。

痛みのスケールがなくても,問診でも痛みの強さを把握できます。痛みの強さを知ってどう治療するかを決めなければなりません。4つの項目について問診すると,痛みの強さがおおむね把握できます(表4)。

患者さんとは話し合ってみなければ心の問題は伝わりません。黙っていても通じるということはないと考えておいてください。医師と看護婦と患者は,他人の関係です。病気になったということで,三者が手を握って闘うということになったわけですから,最初から理解しあえるわけはないと思っていたほうがいいでしょう。そのなかで互いに早く理解しあうには,患者さんと話し合うほかありません。

大事な話をするときは患者の傍に座って話をよく聞くべきです。

“座って話を聞く”ということについて,同じ患者さんと3分間座って話し,次に3分間立ったままで話した英国の実験では,患者さんは座って話した3分間を5分にも10分にも感じ,立って話した3分間を1分か

 

 

 

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