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提案要旨

保健所保健婦の立場から

塚原 洋子(東京都府中小金井保健所保健サービス課課長補佐)

 

平成9年4月から、地域保健対策強化の一環として母子保健法が改正され、新たな地域保健体制のもとに、市町村及び保健所において母子保健活動が展開されています。

母子保健事業が市町村に移譲された意味や、ねらいについては、すでに理解されていることと思いますが、地域における母子保健活動展開のためには、?生涯を通じた健康づくり、?子ども家庭サービス、?母性を含む女性の健康支援、の3つの視点が大切になっています。

また、少子高齢社会を迎え“保健と福祉の連携によるまちづくり”が各地でとり組まれています。このような状況の中で保育所も、地域の子育て支援センターとして新たな役割を期待されています。

私は、これまで東京都の保健所で母子保健活動を行い、保育所との連携を図りながら推進した経験と、本年4月からの市との連携による母子保健サービスの実際を通して、話題を提供させていただきます。

1. 平成9年4月からの母子保健サービスの仕組み

(A市を例にして)

 

2. 保育所と市町村保健センターや保健所との連携について

? 保育所入所をめぐる相談から

? 乳幼児健診の上手な使い方

? 発達相談

? 児童虐待

? 家族の問題が見えるとき

 

 

 

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