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開 会 式

主催者挨拶

日本保育協会

日本保育園保健協議会

 

講演Ι

 

座 長  高 野  陽

(東洋英和女学院大学教授)

演 題  現代の親像から見た子育て支援

講 師  大日向雅美(恵泉女学園大学教授)

 

子育てが難しい時代といわれている。少子社会を迎えて、出産や子育てに対する社会の関心が高まっている昨今であるが、一方で子育てに不安を抱き、あるいは苛立ちを強めている親、とりわけ母親が急増している。また父親たちも家族や子育てへの関わり方に迷いを大きくしている。子育てに悩み苦しむ親たちの声に耳を傾けるとき、家族関係や夫婦関係の歪み、企業社会のあり方等、今日の社会の問題点を考えさせられる。

親の不安や苛立ちは子どもの健やかな成長にとって看過できない大きな問題である。ここ数年実施してきた調査等をもとに、子育ての現状を明らかにして、これからの社会に向けた育児支援のあり方を考えたい。

 

1. 育児の場としての家庭は今……各種統計データから

 

2. 育児に悩み、苛立つ母親たち

……「子どもを愛せない母親」に関する研究

(大日向雅美:1993年東京都女性財団助成研究)から

 

3. 母親たちの育児ストレスの背景

 

4. 昨今の父親論の動向と父親たちの迷い

 

5. 育児支援の基本的な視点とは

 

参考文献

大日向雅美・佐藤達哉編『子育て不安・子育て支援』(現代のエスプリ342、至文党1996)

 

 

 

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