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指揮者:大友直人

(Naoto Otomo)

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1958年東京に生まれる。桐朋学園高校音楽科を経て、同大学音楽学部を1981年に卒業。小澤征爾、秋山和慶、岡部守弘、尾高忠明の各氏に師事。1979年よりNHK交響楽団指揮研究生となり、1984年3月まで研究員として研鑽を積む。

1981年、NHKホールにおける「若い芽のコンサート」でラヴェル「ダフエスとクロエ」組曲第2番を指揮してデビュー。以後、日本の主要オーケストラと共演を重ね、好評を博す。オーケストラ定期客演指揮者としても公演。

1991年9月〜1992年1月には「ベートーヴェン全交響曲連続演奏会」で新日本フィルハーモニー交響楽団を指揮。カザルスホールでオリジナルに近い編成によって演奏されたこのシリーズでは、斬新な発想と気迫ある熱演で話題を呼び絶賛された。

1986年〜1988年日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、1986年〜1989年1月大阪フィルハーモニー交響楽団指揮者を経て、1991年4月より東京交響楽団正指揮者に就任。1996年4月より、京都市交響楽団首席指揮者に就任している。海外でも各地で7公演を指揮し、絶賛を博した。また、オペラにも意欲をもやしており、1988年11月には日生オペラで「魔弾の射手」を指揮しオペラ・デビュー。

現在最も期待される新進指揮者のひとりで、名オーケストラの定期演奏会・名曲コンサートに出演多数。

 

ピアノ独奏:児玉桃

(Momo Kodama)

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1972年大阪生まれ。1歳の時、父親の転動により渡欧。3歳より母の手ほどきを、10歳よリパリ国立高等音楽院教授ムニエ女史の師事を受ける。ドイツ、スイスを経て現在、パリ在住。13歳までに数々のフランス国内コンクールに1位優勝を果たす。13歳、最年少最優秀でパり国立高等音楽院へ入学する。14歳でセニガリア国際コンクールとエビナール国際コンクールで1位優勝。18歳、第12回ショパン国際ピアノ・コンクールで名誉賞受賞。

1991年ミュンヘン国際コンクールで最年少で入賞。1992年2月東京で東京フィルハーモニー交響楽団と協演、3月大阪でリサイタルを行い、日本デビュー。日本の聴衆からは「これからを期待するピアニスト」として注目を浴びている。

1996年、再び小澤征爾指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団と、また、ジャン・フルネ指揮/東京都交響楽団定期公演に出演。10月にはパイヤール室内管弦楽団と協演。

 

 

 

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