初任給は、大学卒の者の場合は14級に格付けされ、月額約218元(約3,000円)となる。
1年に1回、年度末に1ヶ月分の奨励金(ボーナス)が支給される。
公務員の給与水準は、国有企業に勤務する相当レベルの者の平均給与水準と同じ水準を維持することとされ、概ね2年に1回見直しを行うこととされている。官民給与の比較方法についてはまだ確立されておらず、現在、日本を含む各国における比較方法を研究している。
また、俸給のほかに各種の手当や福利厚生などの fringe benefit が支給されている。
(1) 手当の種類
?@職場手当(公安幹部警察職務手当、税関職員の職場手当、会計検査職員の外勤勤務手当等)
?A地域手当(地域の自然環境、物価水準、経済発展の進行度等の状況による。)
a 辺境手当: 生活条件の悪い地域に対する手当。
b 地域付加手当: 各地域の経済発展、物価水準、機関職員と企業職員の給与水準を補填するための手当。
(2) 福利制度
?@生活に利便を提供し、家事労働を軽減するために設置された団体福祉施設
(食堂、託児所、幼稚園、浴室、理髪室、ランドリー等)
?A生活費の支出を軽減させるための福祉補助及び手当
(生活困難補助、通勤費補助、幼児の託児所補助、住宅手当、暖房費(2〜8月分支給)、生活手当、副食品価格手当等)
?B文化、体育、娯楽生活のために設置された諸施設
(文化宮、文化館、図書閲覧室、クラブ、球技場、映画館、劇場等)
?C宿舎
職員は、公務員宿舎が貸与される資格があるが、宿舎は各部が独自に所有し、運