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暗号アルゴリズムそのものは公開されているので、その中のどれを使うかを決めておけばよいということである。

暗号鍵は、セキュリティ確保の観点からその都度変えることになるので、協定書で決めるというようなことはしない。

 

《暗号鍵のやり取り》

Q:暗号鍵のやり取りは、実際にはどのように行われるのか。

A:暗号鍵及び鍵の管理に関連した情報を、SHD(セキュリティ・ヘッダー)に入れ込んで、相手方に送付するというやり方がある。

鍵の管理に関連した情報には、暗号鍵の証明書、証明書を発行したCA局の名称、CA局の認証データなどがある。これらの情報は、発信者が秘密鍵で暗号化して相手方に送信すると、この情報を受け取った者は、公開鍵で暗号文を復号することによって、確かに取引先である発信者から送られた情報であることを確認することができることになる。

 

 

 

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