次のような2つの形態について考慮する必要がある。
?ネットワーク中心型
「ネットワーク中心型」は、ネットワークそのものにセキュリティ機能を持たせる方式である。
?一番強力なセキュリティ機能を実現するには、専用線を使用する。情報交換パートナーが専用線で結ばれていれば、セキュリティが最小となるのは自明である。次に、?VAN業者が提供するクローズドなVANサービスに加入すれば、VAN業者によるアクセス管理によりかなりのレベルのセキュリティは実現できる。?オープンなネットワーク、すなわちインターネットでも、SSLのソケットレイヤーに近いエリア(物理レベルに近いところ)にセキュリティ機能を持たせておけば、通信レベルでセキュリティを保つことが可能である。
以上のような方法によれば、CRを介してユーザ間において交換する電子データそのものをプロテクトする必要性は少ないと考えられる。
つまり、強大で信頼のおけるセンター(CR)が一つ設置され、センター側にアプリケーション処理を代替させることとすれば、つまり、センターを全面的に信頼し、アプリケーション処理の全権を委ねることとすれば、物理レベルに近いところにセキュアーなネットワークを張ることができる形態をとることもできる。
(注)SSL(secure sockets layer)
インターネット上でWWWブラウザを通してやり取りするデータのセキュリティを確保するための技術。
SSLプロトコルでは、通信回線上にデータを流す前に暗号化を行い、サーバーがそれらのデータを受信した後で復合化を行うことによって、データ内容が盗み見られることを防ぐ。
《98年版 日経パソコン新語辞典》
?分散型
セキュリティ機能を分散させる場合には、上記の「ネットワーク中心型」に比べ、セン