とを確認できるようにする。
(e)ユーザからの情報について受信確認をする。
(f)システムから送信する情報に通し番号を付け、ユーザがすべての情報が受信されたことをユーザ(受信者)が確認できるようにする。
(3)通信調和レイヤーの機能
ほとんどのユーザが、公共又は民間のX.25やX.400のネットワーク、インターネット、VAN又は専用回線による直接接続を利用することが想定される。
通信調和レイヤーは、異なるエンベロープ要件に対応する。異なるネットワークは、通信処理を簡単にするために、着信するデータの流れの構造(異なるエンベロープ構造)について、それぞれ異なる構造を想定している。例えば、VANのEDIサービスは、EDIFACT、ANSI又はTradacomsフォーマットのエンベロープを受け取ることを想定しているので、この着信データのエンベロープを読むことにより、着信データの処理方法を正確に知ることができる。通信調和レイヤーがなければ、Boleroエンベロープを受け取ったとしても、着信データをどのように処理すればよいのか分からないことになる。
(注1)エンベロ―プ(envelope)
メッセージのヘッダー部分であって、メッセージの発信、送信、配信の際に使用される発信者及び受信者の識別子、経路選択情報又は他の情報からなる部分。
(注2)EDIFACT
1988年、国連ECEが採択したEDIの標準プロトコル(行政、商業及び運輸のための電子データ交換国連規則)。
EDIFACTは、?電子文書を記述するためのシンタックス.ルール、電子文書用語集〈データ・エレメント集などから構成)及び標準メッセージ集から構成されている。
EDIFACTの開発・普及活動は、国連ECE/CEFACTで行われている。