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いかなる場合でも、Registry(CR)は、新規ドキュメントの署名を確認するために登録簿(Directory)に格納されているセキュリティ情報にアクセスすることができる?。

新規証明書の生成を含め、ユーザProfile(ユーザの特徴その他の情報)の変更は、RAによって行われる。この変更は、新規ユーザ登録と同様の原則に従って行われる。ユーザProfileの変更にはCAによるCRLの生成及びRegistryへの格納が必要とされる?。

ユーザ鍵は、RA又はユーザによって生成される。後者のケースでは、ユーザは登録機関に、公開鍵を提供しなければならない。

 

4.通信サービス(Communication Service)

(1)通信モジュール

通信サービスはBolero Serviceへの基本的なエントリポイント(entry point)である。このモジュールにより、Boleroユーザ間における多様なネットワークを経由した端末間通信が可能となる。ネットワークとの相互運用性は、通信調和レイヤー(a communication harmonisation layer)の導入によって実現される。

 

(注)相互運用性(interoperability)

同機種又は異機種のコンピュータ間において、相互に通信ができ、情報交換や一連の処理が正しく行えること。

 

(2)通信モジュールの機能

通信モジュールの機能は、次のとおりである。

 

(a)複数のプロトコル対応を通じて、情報交換を容易にする。

 

(b)ユーザ宛及び文書管理モジュール宛の情報の経路を選定する。

 

(c)着信するすべの命令(instructions)のディジタル署名を確認し、無効な署名がされている命令があれば、返送する。

 

(d)発信する全ての情報にBoleroのディジタル署名を付し、ユーザが情報が真正であるこ

 

 

 

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