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とって、法的諸問題が広く係わると思われる計画であるので、これに関連する法律問題をしっかり追跡していく必要がある。

 

b)紙をベースとする信用状を電子的なものに置き換えるICC(国際商業会議所)のE-100計画

 

c)UNCITRALの電子商取引に関するモデル法

UNCITRALは、流通性並びに非流通性の運送書類について、紙の書類を電子的等価物に置き換えるモデル法を、最近、採択した。

 

?特別作業グループの役割の追加

合同会議において、特別作業グループの役割に、次のものを追加することが合意されている。

 

a)流通性に関するプロジェクトを追跡し、評価すること

b)インターネットの発展と電子マネー計画の開発が及ぼす潜在的影響力について評価すること

c)流通性の取引に及ぼすI-EDI(インタラクティブEDI)の効果を検討すること

d)EDIメッセージに反映されるべき必要な問題点を強調するために、JRT会議において流通性書類に関する各種のプロジェクトの進捗状況をを報告すること

 

なお、合同会議では、『「流通性」問題の検討に関連して、他の機関、特に、UNCITRAL及びICCとの連携を密接に保つことが大切である。』旨が合意されている。

 

3.法律問題に関する「作業計画」の見直し

1996年9月会期の合同会議においては、法律諸問題に関する「作業計画」の見直しのための討議が行われている。

 

 

 

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