第2章 各論
?.国連ECE/WP.4及びCEFACTにおける取組み
【特別委員会における取組み】
国連ECE/WP.4(CEFACT)においては、流通性書類問題等EDI化の進展に伴う法的･商業的諸問題への検討･取組みが進められているので、『EDI制度手続簡易化特別委員会』では、特別委員会委員長を、WP.4(CEFACT)会議へ出席させるなどあらゆる機会をとらえて、国連ECE/WP.4(CEFACT)における流通性書類問題の検討動向をフォローするとともに、関連資料・情報の収集に努めた。
以下の記述は、『EDI制度手続簡易化特別委員会』における流通性書類問題関連の資料･情報の収集結果を基に整理した、国連ECE/WP.4(CEFACT)における法律問題ラポーター･チームを中心とした流通性書類問題等EDI化の進展に伴う法的･商業的諸問題への検討･取組みの概要である。
Ｉ.国連ECE/WP.4における取組み
1.法律問題ラポーター･チームの取組み
(1)法的諸問題検討プロジェクト
国連ECE/WP.4では、法律問題ラポーター･チームを中心として、貿易手続のEDI化の進展に伴う『貿易手続簡易化の法的･商業的側面に関する検討･取組み』を進めている。
具体的には、次のようなプロジェクト(検討作業計画)により、検討･取組みが進められている。
?プロジェクト4.1 : 交換協定書
?プロジェクト4.2 : UN/TDID
?プロジェクト4.3 : 流通性書類
?プロジェクト4.4 : 国際貿易-国内法的及び商業的慣行障壁
?プロジェクト4.5 : 電子的認証-電子メッセージ及び電子署名の定義
?プロジェクト4.6 : 他の機関との調整
?プロジェクト4.7 : その他のプロジェクト
