○冬 北山の雲が晴れると翌日は凪となる(一色)
○寒凍風<かんごち>(篠島)
真冬、時おり吹く東風のことで、この時期の嵐は恐れられている。
○山のこあれ(南知多町)
旧暦の12月8日のことで、この日に風が吹くと「はっぱ64日吹く」と言われている。
○霜月の長真西(師崎)
真西<まにし>(西北西の風)が吹き続くことである。
○夜負け(師崎)
冬季、北西の季節風が夜吹き出す時は凪が近い。
○朝熊ヶ岳に雲がかかって動かない時凪、動く時強風(東幡豆)
1月から3月ごろのことである。
○西風強くもベタ雲が出れば凪は近い(三谷)
冬季、西の季節風が強く吹いていてもベタ雲が出れば凪は近い。
○南につるし雲があるうちは西風が続く(三谷)
つるし雲とは冬季の雲である。
(2)雨に関係するもの
○夜あがりの天気は三日もたぬ(三谷)
夜あがりの時は雨が近い(清田)
夜間、回復した天気は長続きしない。