5三河湾地方の昔からの言い伝え
(1)風、雲に関係するもの
○春の追風(師崎)
雨が降った後、突風として吹いて来る。要注意。
○度合<どあい>が暗いから時化てくる(南知多町)
度合口で口が悪い(南知多町)
春の嵐の前兆である。
※度合…怒合に同じ。19ページ参照。
○春は北風 夏は西風 冬は南風が吹くと雨になる(清田)
○みよせ風(篠島)
5月ごろ、突然、寒い西風が強く吹くことがある。
○西が黒雲で覆われたら疾風が来る(御馬)
西とは蒲郡市形原の方向である。
○厄<やく>の風(南知多町)
八十八夜は前後吹く(南知多町)
立春(2月4日)から数えて、55夜、65夜、75夜、88夜、110夜、210夜は厄日で西又は北西の風が吹く。
○八十八夜の忘れ霜(師崎)
八十八夜の前後、気温が下がり北西の強風が吹く。
○照りの朝ぐもり(三谷)
7月から8月にかけて、朝方曇っていると日中は晴天になる。