5 報奨
(1) 勲章
国家、社会に勲功のあった者に対する報奨制度として、勲章がある。勲章の対象は、国民、公務員、外国人で、軍事勲章の他、6種類の勲章がある。公務員は、国家行政、立法、司法、考試、監察制度に対する貢献が著しかった場合、国民経済、教育、文化に著しい貢献があった場合、外交関係、災害防止、秩序維持などに功績を残した場合などに授与される。
勲章の授与はランクにかかわらず、まず政府関係機関によって推薦され、5院のうちの上つによって提案が総統府に回付され、最終決定がなされる。
(参考)勲章の種類
・ 采玉大勲章 国家元首だけに授与される最高栄誉の勲章。
・ 中山勲章 国家の発展と安定に大きな貢献をした功労者に授与される。
・ 中正勲章 三民主義と憲法の法則、国家と中国文化の発展に貢献した者に授与される。
・ 卿雲勲章
・ 景星勲章
・ 采玉勲章
(2) 奨章
主に公務員の功績を称える報奨制度として奨章がある。奨章には4種類あり、功績の内容に応じて授与される。
(奨章の種類)
・ 功績奨章
・ 楷模奨章
・ 服務奨章 公務員が優秀な服務成績により、10年、20年又は30年勤続した場合に授与される
・ 専業奨章