会議は週1回木曜日に開催され、必要に応じ他の日にも臨時会議が開催される。
考試院会議の定足数は構成メンバーの過半数の出席で、議決には出席者の過半数の同意を要する。賛否同数の場合は議長の採決による。法定構成メンバーの他に考試院秘書長、同副秘書長、考選部及び詮叙部の次長及び行政院の人事行政局局長は会議に出席しなければならない。法定構成メンバー以外の職員には議決権はない。
また、院長は必要に応じ、考試院首席参事、秘書処処長、各業務組組長ら関係者を列席させ、質疑に応じさせることができる。
(4) 考試院の組織
考試院には内部部局のほか、考選部及び詮叙部が設けられている。また、考試院は必要に応じ、各種委員会を設けることができ、現在のところ退職補償基金監理委員会及び公務員保障・訓練委員会が設置されている。
考試院の内部部局には、秘書長1名が置かれている。秘書長は、院長の命を受けて、考試院の事務の処理、所属職員の指揮監督をする。秘書長は特任官(政治的任用)となっている。秘書長の下に簡任第14職等の副秘書長1名が置かれている。
考選部等を含む考試院全体の職員数は考試委員を含め、1996年末時点で711名(現員)、うち、考試院の内部部局に所属する職員数136名となっている。