第1章 公務員の種類・公務員法体系
1 公務員の種類・数
公務員はその所属により、中央機関職員、地方機関職員、公企業体職員に分けられ、また、その身分により、恒久公務員、軍人、雇員の3つに分類される。さらに、恒久公務員はその職種により11に細分される。
軍人を除く公務員総数(予算定員)は約259万人で、総人口の4.4%、労働力人口の7.9%を占めている。政府支出に対する人件費(軍人を含む公務員の人件費)は約35%。なお、軍人の数に関する統計は入手できなかったが、陸・海・空合わせて約25万人強と推定され、予備役も約50万人を数える。タイでは20歳以上の男子に2年間の兵役の義務が課されている。