組織官職における昇任の条件とされる研修には以下の4種類がある。
(a) 一般行政研修(General Administration Education and Training:ADUM)
組織官職V及びIVに任用されるためには本研修を修了することが必要である。研修時間は500時間。
(b) 中級管理者研修(Middle Management Course:SPAMA)
組織官職IVの職員を対象としたコースで、組織官職?Vに任用されるためには本研修を修了することが必要である。研修時間は750時間。
(c) シニア中級管理者研修(Upper Middle Management Course:SPAMEN)
組織官職?Vの職員を対象としたコースで、組織官職?Uに任用されるためには本研修を修了することが必要である。研修期間は4カ月間。
(d) 上級管理者研修(Top Management Course:SPATI)
組織官職?Uの職員を対象としたコースで、組織官職Iに任用されるためには本研修を修了することが必要である。研修期間は2カ月間。
イ カリキュラムの例
上級管理者研修のカリキュラムは主に以下の5つのテーマから構成されている。
・国家のビジョン及び使命
・教養科目(公務と民間の協力関係、民間企業のマネージメント手法等)
・管理科目(国際関係論、開発における論点等)
・潜在能力科目(創造性、人脈形成、協調性等)
・その他
ウ 研修生の数
1996年における一般行政研修及び中級管理者研修の研修生の数は表17のとおりである。