?Wa(Administrator)以下の階級への昇任については、各行政機関の長は国家公務員庁長官に対し、昇任についての承認申請を行い、国家公務員庁長官の承認に基づき、昇任の決定を行う。
(2) 官職における昇任
官職における昇任とはより高いレベルの官職に任用されることをいう。
?@組織官職における昇任
組織官職における昇任は上位の官職に空席ができた場合に行われる。
ア 昇任の基準
昇任の際に考慮される要素は、以下のとおりである。
(a) 階級:当該官職に対応する階級に属しているか、あるいは少なくとも最低階級の一階級下位に属していること。
(b) 研修の修了状況
(c) 管理者能力
(d) 職業技術
(e) 経験
(f) 忠誠心
(g) 将来性
(h) 健康状況
(i) 年齢:定年より少なくとも2歳は若いこと。
イ 昇任の手続き
昇任は各行政機関の長が決定し、国家公務員庁に報告する。但し、官職レベルの任用については上級職員任用委員会の意見を参考に大統領が決定する。
上級職員任用委員会の委員は以下のとおりである。
(a) 副大統領(議長)
(b) 国家官房長官
(c) 内閣官房長官
(d) 行政改革担当大臣
(e) 諜報調整庁長官
(f) 国家公務員庁長官(事務局長)
?A機能官職における昇任
機能官職における昇任は、クレジットポイントと呼ばれる単位制が導入されており、取得単位数により決定される。