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8. 子ども地域環境フォーラムin新潟

 

車いすウォッチング

 

本年度、子ども地域環境フォーラムを新潟でも開催する事になり、「車いすウォッチング」を新潟県見附市に於いておこなった。

会場のネスコム見附教室を5台の車いすで出発、交替で車いすを体験し、見附市役所近辺を一時間にわたってウォッチングした。普段何気なく通っていた道を、車いすを使って初めて気づいた多くのもの、例えば歩道ひとつにしても、もっともっと気配りが必要ではないか、子供達はそれらを身をもって理解し、又障害者への思いやりの心をこの日の体験によって確かめあった。

 

社団法人 日本青少年育成協会

子ども地域環境フォーラムin新潟実行委員長

浅 香 秀 太

 

〜車いすを使用して、環境調査を調査して、人と街について話し合おう〜

日 時:平成9年11月9日(日)午前10時〜12時

場 所:見附市役所を中心にその近辺

参加者:小学生17名 中学生2名 保護者13名 他5名 計37名

費 用 無料

 

車いすウォッチング調査報告書より

○手が疲れました。道がでこぼこしていました。(小1男)

○最初はうまく乗ることが出来なかったけど、だんだん出来るようになった。車いすの人がいたらお手伝いしてあげる。(小2男)

○もう一回乗ってみたかった。階段が難しかった。トイレの時、一人だったら大変だと思った。(小4女)

?文化ホールの坂で、下りる時は簡単だったけど、登る時はとっても疲れました。(小4男)

?文化ホールのスロープを下りる時、見た目にはこんなになめらか(小さな)な坂なのに、なぜこんなにスピードが出るの!と思い、上がる時は、こんなに苦しいなんて!と思いました。又、トイレに行く時、誰かに手伝ってもらいたいほど大変でした。(小4男)

○坂とかを登るのと段差を登るのが大変でした。少しの段差でも車いすでは大変だと気づいた。(小4男)

○警察署のスロープが急でこわかった。(小5女)

○思っていたより大変だった。スロープを登る時、疲れた。段差がいっぱいあって、少し怖かった。一人で乗っている時、手が疲れた。又、機会があったらやってみたいです。車いすに乗っている人は、苦労しているんだなぁと実感しました。(小5女)

 

 

 

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