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ライドの映写をまじえて、トンボが住める環境は、ほったらかしの自然ではなく、人が手入れして守り育てた自然環境であることを、実践活動を踏まえて話された。続いて、愛知教育大学・子ども環境科学研究室の寺本潔助教授によって、「わくわく環境ビンゴゲーム」「環境椅子取りゲーム」が紹介されて、フロアの子どもたちから活発な質問もとんで、ちょっとした盛り上がりを見せながら講演がすすんだ。その後、タウンウォッチング活動の説明に移り、今回企画された4つのグループ活動について説明し、子どもたちは出席カードに自分が関心を持っている活動をしるして意思表示した。

 

第2回目の活動は、グループごとに自主的に活動日を決めて、フィールドワークやアンケート調査、実験室内での酸性雨の研究などを行なった。そしてその結果を第3回の活動=交流フェスティバルに持ち寄ることとした。なかでも酸性雨ウォッチングをもくろんだ「和田文庫グループ」は、ペットボトルを利用して「集雨器」を10個ほど作り、そのうちの5個を秦野市から清川村に及ぶ丹沢山中に設置して降雨を待った。しかしながら約1か月間、まったく降雨がなくて、雨水のPH度測定はできなかった。そこで急きょ、小学生グループ、中学生グループそれぞれに、実験室内で、二酸化マンガンにオキシドールを注いで酸素を発生させて、集気ビンに捕集し、酸素中で木炭やイオウを燃焼させて、二酸化炭素と二酸化イオウを作り出して、これらが水に溶けやすいこと、水溶液が酸性であり、イオウ酸化物の水溶液は強い酸性であることを確認した。窒素酸化物については“窒素を燃やす”ことは容易でないので、中学生グループのみが濃硝酸中に銅を入れ、褐色の二酸化窒素を発生させて水に溶かし、同じく強い酸性を示すことを確認した。

また、遊び場ウォッチングのグループは、その前提として遊び場等に関するアンケート調査を、地域の小学生を対象として実施した。その結果、遊び場以前に子どもたちの“遊びの形態”に考えさせられるものを感じた。

 

第3回の「子ども地域環境学習グループ・交流フェスティバル」は、11月の第2土曜(8日)に、第1回と同様、横浜市港南区にある「中萬学院・大ホール」で開催した。

環境ビデオ上映のあと、3グループが各種のウォッチング活動の成果を発表した。酸性雨ウォッチンググループは、上記の化学実験を演じて見せた。リバーウォッチングのグループは、きれいな流れと汚れた川の両方に足を踏み入れて、それぞれに棲む生物の違いなどを実地調査した結果を、自分たちでまとめたプリントや、OHPを用いて説明した。

KIDSプロジェクト「生活チェックシート」による、電気・ガス消費量とCO2排出量との関係を学ぶプログラムは、十分に活用できたとはいえないが、さまざまな形態での「環境ウォッチング」が実現できた。参加した子どもたちを中心に、多方面にわたり、環境問題は自分たちに深くかかわりがあることを知ってもらう契機となったと思う。

最後に「身近な生き物から環境問題を考えよう」という、小学校教諭、尾上伸一先生の講演を聴き、環境問題へのそれぞれの課題を胸にフォーラムを閉じた。

 

 

 

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