ジークフリート・ロレンツ[バリトン]
Siegfried Lorenz
ベルリンのハンス・アイスラー音楽院にて学び、ベルリン・コ―ミッシェ・オパーと契約。その後クルト・マズアに認められ、ゲヴァントハウス管の演奏会にしばしば出演するようになる。1992年までベルリン国立歌劇場の専属歌手として「タンホイザー」、「ヴォツェック」のタイトルロール、「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵などの役を演じた。1992年ウィーン国立歌劇場に「タンホイザー」のヴォルフラムを歌ってデビューし絶賛を博す。また、同役をのちにベルリン・ドイツ・オペラでも演じた。1993年にはピエール・ブーレーズ指揮によるベルリン・シュターツカペレ公演シェーンベルクのオラトリオ「ヤコブの梯子」にガブリエル役で出演、好評を博す。1995年ネーデルランド・オペラでブーレーズ指揮によるシェーンベルクの歌劇「モーゼとアロン」に出演、1996年ザルツブルク音楽祭でも同プログクションの公演に出演した。