3-1-2 窓口業務に関連する情報システム技術の動向
図表3-1及び図表3-2より、窓口業務に関連する技術要素として、下記のものが挙げられる。
(1) サーバーとクライアント端末
(2) OS(オペレーティングシステム)
(3) ネットワーク(LAN、長距離回線)技術
(4) 処理方式の種類
(5) データベース管理システム
(6) セキュリティ技術
(1) サーバーとクライアント端末
システム構成を決定するもっとも大きな技術要素がサーバーである。従来、多くの自治体で大型汎用機をサーバーとしてシステムが構築されていた。
しかし、急速な技術の進歩により低価格でPCやワークステーションが提供されるようになり、コストパフォーマンスで大型汎用機のそれを大幅に上回るようになってきている。
一方、クライアント端末は、分散処理システムにおいてはPC端末が使用されており、また、近年では集中処理システムにおいてもPC端末が使用されてきている。
従来、大型汎用機を操作するためには専用のクライアント端末が必要とされてきたが、PC端末によるネットワーク構築が容易となったこと、専用端末は汎用性がないこと等の理由から、PC端末上でエミュレータソフト(PC端末上で仮想的に専用端末の環境を模倣するアプリケーション)を用いて大型汎用機を操作するようになってきている。