このようなトランザクションヘの改ざん行為は、デジタル署名と呼ばれる技術を用いて、メッセージ認証を行うことで防ぐことができる。
また、過去には、システムヘの侵入とそのシステム内情報の改ざん行為が多く見受けられる。
○ 過去の事例
1995年、オーストラリアの病院で、病院職員が患者の医療情報を記録されたシステムにアクセスし、患者に投与する医薬データの改ざんを行った。事情を知らない看護婦が改ざんされたデータどおりに薬を与えたため、患者が死亡するという事件が起きている。
また、日本国内では、1997年に朝日放送のホームページにおいて、天気予報の代わりにわいせつ画像が貼り付けられるという事件が発生した。これも改ざんの一例である。
このようなシステムに対する改ざん行為は、ファイアウォール技術により防止することができる。
(5) なりすまし