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(2) 調達改善のためのシステム

 

公平な調達は調達方法の改善から始まり、その際に重視されることは、調達プロセスの運用の効率化を図ることである。公平な調達のための取り組みは、現在、CAL-CARDプログラム、リサイクル・プログラム、中央倉庫による改善プログラム、物資調達コンサルタント・チーム・プログラムなどによって行われている。以下に、それらの概要について述べる。

 

?@CalEC(Procurement Division's Electronic Commerce unit)

CalECはEC(Electronic Commerce)の面から調達プロセスの再構成と技術的改善を行うことを目的として1994年7月に設立された機関である。これまでのCalECでの調査及び発展段階であり、ECについて様々な情報を収集してきた。調査対象としては、ECAT(the Federal Electronic Commerce Acquisition Team)や、ネバダ州、ミネソタ州、オレゴン州、ペンシルバニア州など、他の州政府の取り組みも含まれている。

これらの収集された情報と他の州の協力により、CalECでは州の調達プロセスの再構成と技術標準を確立するためのEC環境の整備及びECの実行計画の作成を進めてきた。連邦政府のECの取り組みであるGATEC(the Federal Government Acquisitions Through Electronic Commerce)と同様、CalECでも「事業の一元化」を目指している。そのためには、調達のプロセス、形態、基本方針、細目規定などを標準化し、州政府で承認する必要がある。この標準化は、州政府、地方自治体、供給者団体にとって調達プロセスをより簡単にするものと考えられている。

 

?ACAL-CARDプログラム(The CALifornia small procurement credit CARD program)CAL-CARDは、カリフォルニア州政府の各省、州立大学、地方自治体にとって、必要な時に欲しい物を購入できるようにするための新しい方法である。広く受け入れられている銀行カードのような手軽さで利用でき、一回の購入取引につき15,000ドル以下ならば、予約なしで電話によるオーダーが可能である。すなわち、CAL-CARDでは少額取引において、州政府の現行のシステムを合理化することを目的としている。その結果として、支出管理と運用管理の効率化、コスト、時間、ペーパーワークの削減などが実現されている。

 

 

 

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