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3-2-2 米国カリフォルニア州政府の取り組み

 

現在、カリフォルニア州では、州全体をあげて調達業務の効率化を推進している。その基本的な考え方は、調達のプロセスにとらわれずにその結果を重視すること、最低価格入札ではなく価値を判断基準にすることなどである。少額の調達に関しては面倒な書類等による審査なく職員が自由に行えるなど、柔軟度の高い取り組みを行っている。また、当然のことながら、これらの取り組みに適応した法律の改正も行っている。将来に向けても、専門家からなる様々なコンサルタント・チームやタスクフォースを結成し、現実的な取り組みを進めている。

本節では、カリフォルニア州の調達改善の取り組みについてまとめている。まず、州の調達部門の概要について簡単に述べた後、具体的な取り組みについて、CalEC、CAL-CARD、リサイクル・プログラム、中央倉庫による改善プログラム、物資調達コンサルタント・チーム・プログラムの活動について紹介する。さらに、法律的な取り組みとしてのCARA、将来の活動について調達2,000の動向について述べている。

 

(1) 概要

 

カリフォルニア州の調達部門(Procurement Division)のミッションは以下の通りである。

「我々は、社会的信用を保ち、また戦略的調達と物資管理の指導を行うことにより、調達機関の要求を満たすことを保証する。」

 

調達部門は、カリフォルニア州の調達本部であり物資の管理部門である。1920年代に設立され、当初は財務部門にあったが、1960年代に総務部門に移った。1955年の法令のもと、調達は、競争入札の課程、入札の資格審査、州の入札リストのメンテナンス、規制のない製品の仕様などについて責任を負うことになっている。

また、調達部門の顧客サービス部門では、州政府の取引先に対して、調達プロセスや手続き、規程などの情報提供を行っている。その内容は、州政府の入札者のリスト、調達のルール、調達における選択肢、総合的な調達情報、問題解決情報、抗議情報、部門の内外のスタッフの紹介といったあらゆる調達情報となっている。

 

 

 

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