■ おわりに
開所以来,青少年のボランティア活動の支援を試みて,次のような成果と今後の課題が出てきた。
1 ボランティアとしての登録者が増加してきた結果,共に学び合い,磨き合う生涯学習施設をめざして,人材の発掘に努めることが,各個人の専門性や個性を生かすことに結びつくようになった。しかし,入所者の希望する研修内容には偏りがあり,登録していただきながら活動の場を提供できにくい。日帰り研修の場合は,入所直前までプログラムが確定せず,協力者の予定が立たず,配置することが難しくなってきている。
2 現在は,大学生と予め登録していただいている方のみにボランティア活動の場を提供している。「いつでも,好きなときに」やってみたいと思っているボランティアに対して,施設を開放したいが,当所ではまだそこまでの受け入れ体制が整ってはいない。
3 当所は,施設の整備は充実しているが,そのことが県民にあまり理解されていない。そこで今後は,学校関係,県内の公民館関係を通してもっとPRをする必要がある。
4 平成10年4月からインターネットのホームページが開設される。この中に,「ボランティア募集」のページを設ける予定なので,今後はボランティア支援センターとしての活動もしていきたい。
5 近隣にはないパソコンスペースを保有しているので,学社連携を図って,利用の促進を図りたい。
21世紀を担っていく若い世代,特に青少年のボランティア活動への支援は,青少年の各種の生活体験の支援であり,また生きる力を大きく育んでいくものである。当所の取り組みがそこ一助となれば幸いである。