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基本として共通理解し取り組んできた。指導スタッフミーティングを中心として,指導者の動きと個々の子どもの動きのかかわりを検討・評価し,次の活動に向けてのプログラムの修正とその援助を進めることに徹した。

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また,直接指導にかかわるスタッフとは別に,この事業がねらいに迫るものであるかの評価を客観的に行うために,全県的な規模での有識者,専門家,関係者を含めての企画委員会を組織したのである。ここに本プログラムの取り組みにおける組織の特徴があると考えている。組織を,マクロ的な視野から捉え客観性をもたせることと,もう一方でミクロ的な視野から行動性を備えた二重構造とすることでより広がりと深まりのあるものにしていこうとしたのである。

 

2 実施経過

3回の体験を通じて,ほぼ全ての活動が子どもたち自身の意思で選択され実行に移され,一切の強制と制約は排除された。このことにより,日頃は自分の意思を他人に示すことができず,家の中に籠りがちの子どもたちが,積極的で明るく活動する姿がみられるようになった。野外活動を通しての集団生活でも,指導者の姿勢と内容によっては問題なく自由に活動し自己表現をすることができるのである。

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これらの表れが見られたのは,子どもたちほぼ2人に1人のキャンプカウンセラーがつき,その時その場に応じて臨機応変に活動内容や方法を変化させていくなどの細かな対応があったからである。言い換えれば,不登校の児童生徒に野外での集団生活を体験させようとすれば,これだけの配慮が欠かせないということなのである。学校がこのようなことを実施することは極めて困難であり,社会教育施設ならではの活動ということが言えるのではないか。

また,体験?Tでは,保護者にも参加してもらい子どもたちの活動と並行して情報交換会を行い,不登校児童生徒をもつ親の悩みを語り合う機会をもった。このなかで,「保護者同士がお互いの体験を語り合い,同じ悩みを共有することによって気持ちがとても明るくなった」という声があがった。これも社会教育施設での活動だからこそではないだろうか。

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