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<ブロック研修会の取り組み>

ブロック研修会(日本財団補助事業「精神保健推進活動」)は、各ブロックとも大勢の家族会員が参加し、地域精神保健活動についての学習・研修を行い、地域における家族会の役割を再確認する場となった。ブロック研修会は各地区の組織.活動の情報交換の場として機能しており、全家連の運動を支える中枢の活動となっている。

なお、各会場における参加者は以下のとおりであった。中国(島根県)380人、関東(千葉県)350人、北海道・東北(山形県)250人、北信越(石川県)285人、近畿(奈良県)370人、四国(高知県)390人、九州(宮崎県)280人、東海・甲州(三重県)延650人

 

<社会理解活動の推進>

全国紙レベルでは、精神障害者が関わる事件報道において病歴を記載しない記事が増えています。一昨年から本格的に取り組んだ病歴報道是正活動については、一定の前進が見られたと一定評価できるでしょう。しかしながら、その一方では旧態依然の記事を掲載する新聞社も多く、全国紙から地方紙段階への取り組みが必要な段階に移ってきています。また、新聞以外にも、昨年度はさまざまな抗議・要望活動を行っています。以下はその主な内容です。

 

?テレビ朝日の「ビートたけしのTVタックル」での舛添要一らの差別発言が大きな問題となり、全家連でもこの問題について抗議・要請文を送付した。?深夜のラジオ番組で「壊れ者」というコーナーを放送しており、障害者を嘲笑する内容との連絡をぜんかれん誌読者から受け、ニッポン放送の担当者との話し合いを行い、精神障害者問題についての社内研修を行った。?週刊新潮、サンケイスポーツ、産経新聞社、東京新聞、秋田魁新報などにも掲載記事について抗議文を送付した?長野県栗田病院事件・高知県山本病院事件では、関係各位に声明・要望書を送付した。?放送大学のテキストに精神病について不治等の偏見を助長する掲載があり、抗議を行うとともに学術的にも不正確であるとの指摘を行った。放送大学は、一貫して不誠実な対応に終始したが、改訂版で関連部分を削除する対応を行った。

 

<地域生活支援協議会の結成>

作業所やグループホームなど精神障害者自立生活支援活動の活発化に伴い、顕在化してきた諸問題に対処するために、質的向上・運営の安定化等の諸課題の共有、職員の知識・技能の向上のためにネットワーク(連絡会)づくりを推進するリーダーの研修を行い、全国的な連携を支援することを目的として、自立生活支援ネットワーク研修会を2年連続で開催しました。この研修会を通じて、作業所やグループホームの全国組織を結成しようという動きが起こり、'97年7月20日に結成大会を開催しました。家族会と関係の深い作業所の全国組織づくりについて、以前全家連事務局でも検討しましたが、諸般の事情により断念した経緯もあり、今回の全国組織づくりは大いに評価できる動きです。加盟促進をお願いします。

 

 

 

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