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2-2.神戸港の課題

(1) 国際競争力の強化

〜港湾コストの低減

?港湾コストの低減

アンケート調査結果、ヒアリング調査結果で港湾関係事業者は、神戸港の改善点として、港湾のトータルコストの高さを指摘している。船社へのアンケート調査結果によると神戸港の40フィートコンテナ1個当たりの港湾コストは、海外主要ハブ港である釜山、高雄、シンガポール等と比較して2倍前後になるとの回答がなされており、また、国内主要他港と比べても隣接する大阪港よりも1割程度高いとの回答がなされており、事実上、アジアの主要港の中では最もコストの高い港の部類に入るといえる。このことが神戸港のトランシップ貨物流出の最大の原因となっている。

アンケート調査結果等においても、荷主、船社は、港を利用するポイントとして、まず「港湾コスト」の安いことをあげており、他の主要港との競合に打ち勝ち、神戸港が今後とも、世界的ハブ港として生き残るためには港湾コストの思い切った低減をすることが必要である。

また、震災以後、神戸港においても、港湾管理者による港湾施設使用料等の見直しなど、港湾コスト低減についての取り組みが進められているところであるが、今後とも、港湾施設使用料の見直し、その他水先料・引船料・綱取り料等についても、関係者の取り組みを要請していく必要がある。

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?安価で使いやすい港づくりに向けた港湾施設整備

現在、コンテナターミナルの整備については「公社方式」がとられているが、この方式ではターミナル毎の原価回収主義に基づいて貸付料を算定するため、わが国の高い地価や人件費とも相まってアジア諸国と比べるとかなり割高になっており、アジア諸国との厳しい国際競争にさらされている中で国際競争力のあるターミナルサービスを提供することが困難になっており、整備方式の見直しが求められているところである。

また、海運事業者はコンソーシアムを組み、ターミナルを他の構成メンバーと

 

 

 

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