?既存観光周遊ルートから
1)整理の方法
旅行会社の旅行商品の中から観光ルートを整理している。
最近は個人旅行のフリープランが主体であり、旅行会社が企画・募集する団体旅行は少なくなっている。そのため発着地域は関東等遠隔地からのものが中心で、地元関西地方から発着するルートは少ない。関東から6ルート、関西から3ルート、計9ルートを整理している。
2)整理の結果
整理結果は図(前出図 参照)の通りであり、観光商品からは以下のような観光地の連携がみられる。
ルート設定からみた観光地連携
・ 全てのルートに那智勝浦、串本が含まれており、これに白浜、本宮を加えた南紀周遊を基本に構成されている。
・ 南紀周遊にバリエーションとして和歌山、高野山等が追加される。
・ 和歌山県内だけの周遊が中心で、一部に十津川、鳥羽等県外観光地との組み合わせがある。
その他の周遊ルートの特性
・ 京阪神発着は1泊、東京発着は2泊の行程が中心
・ 広域交通機関は、飛行機(関西空港、白浜空港)、船(勝浦)、JR線と多様である。県内の交通機関は、JR利用が1例あるのみで他はすべて観光バスである。