(2)項目別の分析
?観光客の流動実態から
1)分析の方法
観光客アンケート調査で聞いた今回の旅行の経路から、ある地域への来訪客が同時に他の観光地へも行った割合を指標として、周遊地としての結びつきを見る。
集計・分析は、アンケート票の配布を行った下記の観光地をキーとして行っている。
キーとなる観光地
1. 和歌山
2. 和歌山マリーナシティ
3. 御坊・道成寺(日の岬・煙樹ヶ浜を含む)
4. 白浜
5. 串本
6. 那智勝浦
7. 本宮
8. 高野龍神スカイライン(花園・清水、龍神温泉を含む)
9. 高野山
10. 根来寺・粉河寺
2)分析の結果
分析の結果は次図の通りであり、観光客の流動実態からは以下のような地域の観光地間連携の強さが明らかになった。また和歌山マリーナシティは他の観光地への周遊の少ない独立性の高い観光地であることがわかる。
観光地間の連携の強い地域
. 和歌山〜根来寺・粉河寺〜高野山麓の紀ノ川沿川地域
. 白崎海岸〜白浜の臨海地域
. 白浜〜串本〜勝浦の臨海地域
. 高野山〜龍神温泉のスカイライン軸
. 那智〜新宮〜本宮の熊野三山地域