日本財団 図書館


2-5. 観光交通を支える道路環境の向上と需要管理

 

(1)便利で快適な道路環境の形成

 

◆ 一般国道など一般道路の新規整備・拡幅改良などにより、大型車の走行安全性・快適性の向上や、新たな観光ルートの形成を支援する

 

【検討・具体化の対象およびその方針】

▲ 国道311号BPの整備(平成l0年度開通予定)

▲ 国道42号、国道168号、国道480号、国道370号の改良

《和歌山県における現状・取り組み状況》

・ 国道42号、168号、370号、371号などの改良が望まれている。

・ 国道311号BP(中辺路町)の他、国道370号(海南市、野上町)、国道371号(橋本市)などの一部区間において、BP整備が進められている

・ 右折レーンの設置(県において順次事業が進められている)など主要交差点における交通処理能力の向上が望まれている

 

◆高規格幹線道路、地域高規格幹線道路等の早期実現、それへのアクセス道路の整備・充実により、マーケットからの時間短縮と高速バスなどによる鉄道の代替機能の強化を図る

 

【検討・具体化の対象およびその方針】

▲ 近畿自動車道紀勢線延伸、地域高規格道路・五条新宮道路の整備

《和歌山県における現状・取り組み状況》

・ 近畿自動車道紀勢線延伸が事業中(御坊〜南部間)、および計画・構想中(南部〜新宮〜二重県大内山村間)である(但し、那智勝浦道路については事業中)

・ 五条〜新宮間に地域高規格道路である五条新宮道路が計画されている

 

◆ 道の駅、緑の一里塚、紀の国新王子などのドライブインや、駐車場、公衆トイレなどの道路沿道における施設の整備・充実を図る

 

【検討・具体化の対象およびその方針】

▲ 主要観光ルートを構成する道路(国道24号、国道42号、国道168号、国道311号、国道424号、国道370号)などにおいて検討する

▲ 白浜、那智山、勝浦、南部梅林、新宮などの路上駐車による道路混雑がみられる観光地において駐車場の整備を検討する

 

《和歌山県における現状・取り組み状況》

・ 外国人観光客や観光バス利用客など、行動範囲の自由度が小さい観光客は、主要道路沿道の大型店で土産物などの買い物をする場合が多いことから、主要道路沿道のドライブインなどの充実が望まれている

・ 和歌山県では現在8箇所の道の駅が整備されている(しみず(清水町)、しらまの里(金屋町)、San Pin中津(中津村)、龍神(龍神村)、熊野古道中辺路(中辺路町)、ふ

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION