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◆ 鉄道、バス、船舶などにおける乗り継ぎ割引乗車券の充実を図る

 

【検討・具体化の対象およびその方針】

▲ 国道311号(熊野古道。中辺路ルート)などの観光ルートにおける、新たな路線バスの乗り継ぎ割引乗車券の導入を検討する

▲ 既設の乗り継ぎ割引乗車券における対象事業者の拡大、地理的広域化などによる機能強化を検討する

 

《和歌山県における現状・取り組み状況》

・ 和歌山県では現在いくつかの乗り継ぎ割引乗車券が販売されている

→高野山、龍神周辺における連携(南海電鉄、龍神自動車、南海りんかんバス)

→那智・勝浦周辺における連携(JR、JRバス、熊野交通、紀伊勝浦観光船)

→那智・勝浦周辺における連携(ブルーハイウェイライン、熊野交通)

→那智・勝浦周辺における連携(JR、ブルーハイウェイライン)

→白浜周辺における連携(JR、明光バス)

→串本周辺における連携(JR、串本フェリー)

・ 熊野交通とJRバスでは、新宮〜本宮間の共通乗車券の導入を検討している

 

(2)交通結節点の機能向上

 

◆ 鉄道駅における端末交通整備の目標水準の明確化と、それぞれのサービス水準の周知化を図る

 

【検討・具体化の対象およびその方針】

▲ 優等列車停車駅などの主要ターミナル駅、あまり大きな需要の見込めない鉄道駅など、それぞれの機能水準に応じて、必要な端末交通の整備水準の明確化を図る

▲ また、それら各端末交通のサービス水準や利用方法などを観光客に周知化することにより、利用の利便性向上を図る

 

◆ 鉄道駅周辺におけるターミナル施設の整備を図る

 

【検討・具体化の対象およびその方針】

 

▲ JR和歌山駅、御坊駅、紀伊田辺駅、白浜駅、串本駅、紀伊勝浦駅、新宮駅および南海本線和歌山市駅、南海高野線橋本駅などの主要ターミナル駅において、バス・タクシーターミナルや駐車場など、駅前広場の整備を図る

《和歌山県における現状・取り組み状況》

・ 和歌山県においては、鉄道駅の高架化が遅れており、90%が地上駅であり、またバス乗り場、タクシー乗り場が整備されている駅はそれぞれ30%、40%程度である

・ 和歌山県において、JR紀勢本線紀三井寺駅における都市計画道路建設と駅前広場改良が計画されている

・ 紀伊駅、藤並駅などでは駅構内が狭く、バスの滞留が困難な状況にあり、バス、タクシーに対応したターミナル整備が求められている

 

 

 

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