2-2. 公共交通機関の連携強化
(1)公共交通機関の乗り継ぎ性の向上
◆ 乗り継ぎ利便性を考慮した、鉄道、バスなどにおける運行ダイヤの調整を図る
【検討・具体化の対象およびその方針】
▲ 鉄道乗り継ぎ駅である和歌山駅、橋本駅における鉄道間の運行ダイヤの調整を検討する
▲ JR和歌山駅、御坊駅、紀伊田辺駅、白浜駅、串本駅、紀伊勝浦駅、新宮駅および南海本線和歌山市駅、南海高野線橋本駅などの主要ターミナルにおける鉄道とバスの運行ダイヤの調整を図る
▲ 異なるバス路線が接続するバス停におけるバス路線の運行ダイヤの調整を図る
《和歌山県における現状・取り組み状況》
・ 御坊南海バスでは、湯浅駅における鉄道とのダイヤ調整を検討している
・ JRバスでは、紀伊田辺駅、新宮駅におけるJR紀勢本線とのダイヤ調整を計画している
◆ 広域的、国際的な誘客を促進するため、関西国際空港、南紀白浜空港への直通列車の整備およびバスの充実を図る
【検討・具体化の対象およびその方針】
▲ 南海本線、阪和線における和歌山方面からの関西国際空港直接乗り入れを長期的に検討する
▲ 紀北地域、白浜および田辺と関西国際空港間、JR白浜駅および紀伊田辺駅と南紀白浜空港間など、比較的需要が見込まれる主要観光地と空港間のバス機能の向上を長期的に検討する
《和歌山県における現状・取り組み状況》
・ JR阪和線から関西空港線への乗換駅である日根野駅において、一部の特急列車および全快速列車の停車を行っている
・ 南海電鉄においては、泉佐野周辺の高架化事業が完了(平成14年完了予定)すれば、物理的には和歌山方面から関西国際空港への直接乗り入れが可能となる。ただし、実現には需要の充分な検討が必要
・ 御坊南海バスでは、白浜温泉・御坊〜和歌山市〜関西国際空港の新規バス路線の運行を検討している
・ 熊野交通では、新宮〜白浜〜関西国際空港間のリムジンバスを2便/日運行しているが、現在15人程度/日の利用に止まっている
・ 和歌山バス那賀では、那賀から関西国際空港への増便を検討している(現行那賀発着2往復/日、JR岩出駅発着から4往復/日)
・ 現在、JR紀勢本線白浜駅、田辺駅と南紀白浜空港とを連絡する路線バスが運行されている