3. 観光拠点エリア別の整備方向の検討
(1) 観光拠点エリア設定の考え方
観光振興の基本的目標にあげているように、観光ニーズの多様化に対応して多彩な魅力を持つ観光地を県内に整備し、重層的な魅力を持つ観光地和歌山をつくりあげていく必要がある。一方、東京等の遠隔地のマーケットから和歌山を眺めると、白浜のような全国有数の観光地は別として個々の観光地だけでは消費者に与える印象が希薄になってしまうため、一定のまとまりを持ったアピール性の高い売り出しを行う必要も生じる。
このような意味から県下の観光地を複数集約した観光拠点エリアを設定し、エリア毎の共通のテーマにより振興を図るものとする。観光拠点エリアは、これまでの調査分析結果を踏まえ、現状の観光客の流動パターン、観光地が持つイメージの類似性、観光資源の分布状態等を勘案し、下図に示すように8地域を設定している。
※観光拠点エリア設定の具体的な手法、検討結果については資料2参照