ごあいさつ
大阪府知事
横山ノック
自治体消防50年全国縦断シンポジウムの開会に際し、一言ごあいさつを申し上げます。わが国の消防は昭和23年に自治体消防として発足以来、関係の皆様のご尽力によりまして、組織や体制等の整備が着実に進められ、いまやあらゆる災害から住民の安全を守る機関として各方面から厚い信頼を得ているところでございます。
とりわけ先の阪神・淡路大震災においては、大阪市消防局をはじめ、府内の消防機関が兵庫県に対しいち早く応援出動し、めざましい活動をされたのは記憶に新しいところであります。このようなとき50年の歩みを振り返るとともに、21世紀を展望した消防防災について議論を重ねますことは誠に意義深く、本日の催しの実り多い成果を願っているところであります。
大阪府におきましても、今年3月新しい大阪府地域防災計画を策定し、消防施設や消防水利の一層の充実を位置付けるとともに、防災情報センターや広域防災拠点の整備を進めるなど、府民が安全で安心して暮らせる大阪の実現に努めております。今後とも府民の尊い生命と貴重な財産を災害から守ることを府政の基本に取り組みまして進めてまいります。皆様には地域社会の安全確保のため、よりー層のご尽力をいただきますようお願いを申し上げます。
終わりに、シンポジウムの開催にあたり多大のご支援、ご協力をいただきました関係機関、団体の皆様に対し厚く御礼を申し上げますとともに、本日ご出席の皆様のご健勝、ご多幸を心よりお祈りを申し上げ、あいさつといたします。
