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我々の防衛能力は陸上中心システムを補完し、特に危機あるいは紛争開始時期などには米国の唯一の即時対応能力となるであろう。我々は統合軍の戦力防護能力の範囲、殺傷力(威力)、および統合性海洋でのディナイアルの脅威を粉砕し沿岸での戦闘空間を支配する能力を増大するであろう。

 

我々の海上統合兵站支援の能力は益々増強されるであろう。我々の兵站革新の努力により、戦略海上輸送および海上兵站は増大するであろう。こうした努力はまた、全要素可視システム(total asset visibility system)や「ジャスト・イン・システム」ロジスティクスなどの国防省の兵站改善の構想を支えるものである。我々は大規模な予備の維持に代わる方法を模索し、システム各部の統合・商用共通性の増大を模索する所存である。

 

結論

 

「前方…海から」の中で定義されている21世紀の海軍の進むべき道は、「国家軍事戦略」の三本柱における重要な役割を果たす上で、および「統合ヴィジョン2010」で展望されている将来の統合作戦を実行する上で、適切なものであることが明らかになった。我々は進行中の技術的・作戦的革新を維持する。こうした革新によって、我々は将来の戦闘の最先端に身を置くことになる。我が海軍スタッフの面々は指揮に十分に従い、チームワークを重視し、海軍に誇りを持っている。彼らはこうした様々なイノヴェーションの源となるであろう。海兵隊員たちの想像力および構想力も、海軍に豊かなイノヴェーションの遺産をもたらしてくれた。こうしたスタッフにより、我々は21世紀の作戦上の優位に向かって着実に歩むことができるであろう。

 

 

 

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