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型駆潜艇、P-6型魚雷艇の図面や資材を購入し、1954年12月にはゴルディ(Gordy)型駆逐艦2隻をはじめ約110隻(2万トン)がソ連から引き渡された。その後さらにG(Golf)型戦略核ミサイル搭載潜水艦、R(Romeo)型潜水艦、オサ(Osa)・コマ(Komar)型ミサイル艇、P-8型水中翼魚雷艇などが導入され、中ソ対立でソ連が中国への技術供与を中止し、技術者を引き上げた1958年までに111隻(4万3000トン)の艦艇が建造または譲渡され、中国海軍の近代化は大きく前進した。しかし、1960年には中ソ対立から技術援助が全面的に中止され、部品の供給が中断され技術者も引き上げたため、多くの艦艇が建造中止の状態となり、さらに文化大革命などの混乱で近代化は大きく遅れてしまった。とはいえ、1965年にはR型潜水艦、1964年にはG型潜水艦、1968年には原子力推進の攻撃型潜水艦漢(Han)の建造を始め、1977年に「4人組」を逮捕し華国鋒(Hua Guofeng)が政治権力を握り、「4化政策(4つの現代化政策)」が採用されると、空軍と海軍の近代化が重視され、1978年には核ミサイル搭載原子力潜水艦夏(Xia)型が起工され、1987年には完成した。一方、在来型潜水艦については、1970年代にR型改造の明(Ming)型の建造が始められ、1997年には明型の後継艦としてソ連製のキロ(Kilo)型2隻が輸入され、現在では下記に示す潜水艦を保有するに至っている(5)。

 

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一方、水上艦艇も1967年から8年にはリガ型を改良した江南(Jiangnan)型護衛艦を、1971年にはコトリン(Kotlin)型駆逐艦をベースに旅大(Luda)型駆逐艦を、1991年には江湖級(Jianghu)フリゲート艦の交替艦として江衛(Jiangwei)型を、1994年には旅大型駆逐艦の後継艦として旅湖(Luhu)型を建造し、1996年9月には6600トンの旧ソ連大型ミサイル駆逐艦ソベルメニー(Sobremenny)型2隻の購入契約を調印するなど、兵力の増強と近代化を進めている。現在の中国海軍の総兵力はトン数では世界第3位で、1997年度の防衛白書によれば、艦艇数970隻、113万トンを保有しており、海上自衛隊の34万9000トンに比べるとトン数では3.2倍、隻数では6倍に達する海軍力を保有している。

 

 

 

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